2017.10.13

【VOL9】
英語を学び直したいあなたに
学生時代とはひと味違う! オトナの英語上達術

英語の勉強と聞くと、学生時代に苦労した経験があるほど、苦手意識を感じてしまうもの。特に読み書き中心の英語学習をしてきた世代には、リスニングやスピーキングはちょっと……という人も少なくありません。

そこで、英語のパーソナルジム「ENGLISH COMPANY」を運営する岡健作さんに、英語を学び直すコツと、大人ならではの好みを活かした勉強法を教えてもらいました!

どうしてネイティブの発音は難しいの?

英語に苦手意識を感じてしまう理由のひとつに挙げられるのが、ネイティブの発音を聞き取れないというもの。これは、ネイティブの話す「発音」と、スペルから私たちが想定する「発音」とが、頭の中で結びついていないことが原因です。

たとえば、can youというスペルから日本人が想定するのは「きゃん・ゆー」という音。しかし、ネイティブが発音すると「きゃにゅ」に近くなります。get in onだったら、日本人は「げっと・いん・おん」、ネイティブなら「げりろん」です。

「スペルから想定する音と、ネイティブが実際に発音するときの音に違いがあるので、たとえ知っている単語であっても聞き取りができない。この音声変化が、日本人の多くが英語の音を聞くことに苦手意識を感じてしまう理由です」

リスニング力を高める『ディクテーション』というトレーニング

では、ネイティブの発音を聞き取るようになるには、どんなことをすればいいのでしょうか。

「具体的にはネイティブの発音を聞き、それを紙に書き出す『ディクテーション』が効果的です」

『ディクテーション』は、聞こえてきたものを紙に書き出すだけの、とてもシンプルなトレーニングですが、その効果は絶大! もちろん、単語を知らなければ聞こえてきても書き取れません。基礎的な知識は前提として身につけておきつつ、初めのうちは聞き取れた単語だけでも書きとめてみましょう。

ステップ1聞いて書く

書店で購入できるCD付きテキストなどを用意して、英文を聞き、それを紙に書き取ります。わからなければカタカナでも構いませんから、とにかく書き出してみましょう。扱うものは短めの英文が向いています。

ステップ2答え合わせ

書いてみた英文の「答え合わせ」をします。テキストのスクリプト(文章)を見ながら、どんなスペルのときに、どんな音で発音されているかを確認します。自分が想定していた音とのズレに驚くこともあると思いますが、そのズレを正しく認識して知識として身につけていきます。

ステップ3発音をマネする

ここまでクリアできれば、あとはテキストを見ながら発音していくだけ。できるだけそっくりに、モノマネをやるつもりで練習します。繰り返すことで、ネイティブの発音ができるようになっていきます。自分で発音できる音は、聞き取ることもできる音になります。

教材は「映画」より「洋楽」がおすすめ

英語の学習も、せっかくなら楽しくやりたい! ということで、英語のテキスト以外で、リスニング力の向上におすすめの教材を岡さんに教えてもらいました。

「よく言われるのは、好きな洋画のセリフを字幕付きで練習する方法。ただし、同じ映画を繰り返し見ることになるので退屈だし、アクション映画だとセリフが少ない分、効率的な英語学習には不向きです。ネイティブのリズムやイントネーションを効率的につかむなら、洋楽を教材に使ってみてはいかがでしょう」

教材に使う楽曲は、ポップスなど比較的音の聞き取りやすいジャンルから始めるのがおすすめ。音楽に乗せて歌詞を歌う場合は、先ほどの音声変化がよりわかりやすく、繰り返し現れることになります。たとえば、映画「アナと雪の女王」で使用された楽曲「Let It Go」では、サビのLet it goの部分は「れっと・いっと・ごー」でななく「れりごー」と聞こえますよね? こうしたフレーズをメロディに乗せて歌ってみることで、楽しく習得することが可能です。決められた教科書ではなく、趣味嗜好に合った題材を選べるのが、大人の英語学習の醍醐味ですね!

『ディクテーション』は、リスニング力を磨けるだけでなく、英語のインプットの効率まで飛躍的にアップする一石二鳥の学習方法。基礎的な知識があるのに英語のリスニング・スピーキングに苦手意識を感じているなら、『ディクテーション』から始めてみてはいかがでしょうか。

(監修:ENGLISH COMPANY代表 岡健作)

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