2017.09.01

【VOL.4】
お金のプロに聞きました!
資産運用に失敗しない3つのルール

長い間給料は上がらず、なかなか貯金もできない……そんな悲しい時代にお金を増やすために有効なのが資産運用です。ただ、「株式投資に失敗して家を失った」「FXに手を出して大借金を背負った」……巷に流れるそんな噂を聞いて、資産運用に悪いイメージを持っている人も多いのでは?

当然ですが、“絶対に成功する資産運用”なんてありません。でも、いくつかの簡単なルールさえ守れば、高確率で“失敗を避けること”は可能なのです。

そこで、これまで2,000人ものお金の相談に乗ってきた株式会社FPウーマン代表、大竹のり子さんに“資産運用に失敗する人の性格パターン”と“失敗しない資産運用術”を教えてもらいました。

資産運用に失敗する人の性格には2つのパターンが

資産運用で失敗しないために、まずは失敗する人にありがちな性格を知っておきましょう。自分に心当たりがある人は要注意です。大竹さんによると、大きく2つのパターンに分けられるそうです。

熱くなりなりやすい人

資産運用が少しうまくいくとすぐに投資を増額したり、「おすすめ銘柄」などを聞くと買わずにはいられなくなってしまうような、熱くなりやすいお調子者は失敗することが多いそう。

「実際に、投資した株式がすぐに値上がりし、定期預金を解約して全額つぎ込んだ方がいました。もちろん止めましたが、その人は結局大損……。そこまで極端でなくとも、例えば、元手を10万円として始めた資産が15万円になった途端、投資額を増やしてしまう方はよくいます。あまり調べたりもせず、突発的に買うことがクセになってしまうと、ズブズブと失敗していきます」

心配性の人

反対に、投資した株式が少し値下がっただけで、「このままどんどんと値下るのでは」と、すぐに売りにだしてしまうような不安を感じ過ぎる心配性も、失敗しがちな性格です。
「以前、10万円分買った株式が9万 8000円になっただけで、焦って売ってしまったという方が。株式は値段が上がったり下がったりするものですから、多少のことでは動じない気持ちが必要です。資産運用では行動を起こす前にひと呼吸おいて、一度考えてから実行するべきなのです」

失敗しない資産運用術① リスクとリターンのバランスを考える

大竹さんによると、資産運用で失敗しないためには、大前提としてリスクとリターンのバランスを考えることが大切だそう。
「資産運用では、リスクとリターンは基本的に比例します。高いリターンが期待できるものは、リスクが非常に高く、資産が大幅に減ってしまう可能性があります。反対に、例えば預金など、リスクが低い安全なものは、リターンである金利も低いのです。ですから、自分に合った範囲のものを選ぶ必要があるといえるでしょう。初心者は、増減の幅が大体5〜8%程度を目安にするといいでしょう」

失敗しない資産運用術② “自分ルール”を設定する

そして、落ち着いて資産運用を始められるよう、実際に資産運用に取り組む前に、明確な“自分ルール”を設定することが必要だと大竹さんは言います。
「資産運用の判断を見失わないために、“いつまでに(期限)、いくらを(投資する金額)をいくらにするか(目標金額)”を決めることが大切です。①にも関係しますが、例えば10年で50万円を70万円にするという目標を立てた場合、1年に2万円ずつ増やせばいいので、高いリスクを負ったり、焦って売買をする必要はありません。なるべく少額から始め、長期的に考えると、冷静な資産運用ができるでしょう」

失敗しない資産運用術③ 異なる金融商品を運用し、リスクを分散する

当たり前と思われるかもしれませんが、失敗を避けるにはリターンを増やすことよりも、リスクを減らすことの方が重要ですから、きちんとリスク管理をした運用方法が欠かせません。
「リスクを減らすために大切なのが分散投資。すべての資金を同じものに投資するのではなく株式や債券、外貨など異なる金融商品に投資する方法です。また、株式も、1社に全てをつぎ込むのではなく、異なる業種の銘柄に分けるのもその一種です。こうしておけば、万が一投資先のひとつが暴落しても、損害を最低限に抑えることができるのです」

目先の資産の変動に動じることなく、“失敗しないこと”に重きを置いた資産運用を心がければ、結果的に安定した利益を得られる可能性が高まるのではないでしょうか?

(監修 (株)FPウーマン代表 大竹のり子)

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