2017.11.09

【VOL.11】
ほぼすべての人が当てはまっている!?
保険にありがちな3つの問題

「生命保険」に「医療保険」、「自動車保険」などの保険の種類から、「掛け捨て」、「特約」、「第三分野」などの専門用語まで……一般人にとっては複雑過ぎてよくわからない保険の世界。

「これまで2,000人以上のお金の相談を行ってきた株式会社エフピーウーマンの代表、大竹のり子さんによると、加入している保険に何らかの問題を抱えている人は少なくないそうです。

「弊社に相談に来た方の中でも、保険について何らか問題があるケースはめずらしくありません。その問題は、大きく3つの種類に分けられます

知らず知らずにほとんどの人が陥っている、保険の3つの問題

問題1保険の保障額が多すぎる“保険過多”

もっとも多いのが、保険の保障額が多すぎるという問題です。

「例えば死亡保障なら、適切な保障額は、“独身なのか家族がいるのか”“夫婦で働いているのか”“子どもは何人か”など、家族構成を考える必要があります。例えば、夫婦に子ども2人という4人家族の夫の死亡保険を考える場合、妻が専業主婦であれば、夫が死亡すると経済的に困窮することもありうるので、ある程度、まとまった死亡保障額をつける必要があるかもしれませんが、共働きの場合は、そこまで高額な死亡保障は必要ないでしょう。また、子どもの年齢によっても保障額を減らせることもあります。医療保険についても、会社で健康保険に加入しているサラリーマンは、病気で働けなくなったら給付金が出るので、高額な入院給付金は必要ありません。自分や家族の将来をリアルに考慮して、必要な保障額を考えることが大切なのです」

当然ですが、大きな保障をつけるほど保険料は高くなります。「万が一のときに心配だから」と大きな保障をつけるあまりに保険料が高額になり、家計を圧迫することのないよう注意しましょう。

問題2意味のない保障がついている“役立たず保障”

2つ目が、あまり意味のない保障をつけてしまっている問題です。

最近よく見られる「通院でも給付金がもらえる」「◯年間健康だったらお祝い金」といった保障は、言ってみれば自分で支払った保険料が戻ってきているだけ。保障が手厚いということは、その分、保険料が高くなっているだけともいえるのです。

「いざというときの保障は、“ないよりはあったほうがいい”に決まっています。ただし、保障を手厚くすればするほど、もちろん保険料も高くなっていきます。通院保障も、お祝い金も、ないよりはあったほうがうれしいですが、わざわざその分の保険料を支払ってまでほしい保障かというと、よほど頻繁に病院に通う人でなければ、その分貯蓄をしておけば済むでしょう」

「いざというときに貯蓄ではどうにもならない」「貯蓄から支払ったら、その後のライフプランを変更しなければならない」などに備えるのが本来の保険の役割。保険を考えるときは、もらえてうれしいという気持ちはいったん忘れたほうがいいでしょう。

問題3同じ保障で複数の保険に加入している“保障被り”

保険の問題でときどき起こるのが、“保障被り”です。例えば、医療保障つきの死亡保障に加入しているのに、別途、医療保険に加入していたり、一般的な医療保険にも加入しているのに、女性疾病が心配だからといわゆる“女性保険”に加入していたりと、同じ保障内容で複数の保険に入っているのが、この問題です。

「例えば『がんになったら100万円が支払われる』という内容の2つの保険に加入した場合、がんになったら2社から100万円が支払われるので、保険料は高くなりますが、完全に無駄とはいえない面もあります。意味がないのは、例えば、自動車保険で個人賠償責任特約がついているのに別途、個人賠償責任保険にも加入しているといったケース。こうした場合には、どちらか一方の保険からは保険金がもらえなかったり、減額されたりするのが一般的なので、複数の保険に対して支払いをしているのが完全に無駄になってしまうのです」

最近では、次々に新商品が登場し、同じような保障でも異なる名前がついており、知らず知らずのうちに、“保障被り”を起こしている可能性も。加入を決める前に、しっかりと保障内容を把握しましょう。

大竹さんによると、保険は、会社によって強い分野が分かれている場合が多いので、目的によって複数の保険会社を使い分けたほうがいいとのこと。複数の保険会社の商品を扱う総合代理店などで加入をする場合でも、最低限の知識がないと、必要以上の保障をつけてしまいかねません。この3つの問題を、最適な保険に加入するための参考にしてみてください。

(監修:株式会社エフピーウーマン代表 大竹のり子)

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