2018.02.15

【VOL.23】
寒い季節はご用心!
突然やってくる「脳梗塞」から身を守る方法

ここのところ厳しい寒さが続いています。そんな時期に急増するのが脳梗塞。主な原因は動脈硬化にあり、60代以降に多いとされる病気です。その発症は突発的で、寒いところから熱いお風呂に入ったり急激な温度差をきっかけになることも多く、冬場は特に注意が必要です。

「自分はまだ若いから脳梗塞の心配はない!」と思っていませんか?ところが、実は今30~40代のタレントやアナウンサーが発症するなど「若年性脳梗塞」も注目されています。

シニア世代はもちろん、働き盛り世代にも忍び寄るサイレントキラーの実情とその対策について、脳梗塞リハビリセンター事業部長の唐沢彰太先生に聞きました。

脳梗塞になりやすいタイプは?

次のような人は脳梗塞になるリスクが高いとされています。

  • 暴飲暴食など、食生活が不規則
  • お酒をたくさん飲む、飲みすぎることが多い
  • ここのところ運動らしい運動をしていない
  • 仕事が忙しく、睡眠が不足している
  • 喫煙している
  • 血圧が高い(140/90mmHgの標準値を超えている)

脳梗塞の予兆を知る

若年性脳梗塞の場合、上記のほか血管壁の弱さなど遺伝的な要因との組み合わせで起こることも多く、それまで元気そうに見える人が突然発症することも。

脳梗塞で死んだ脳細胞は二度とよみがえりません。よく軽い脳梗塞なら身体に障害が出ても大丈夫だと思っている人がいますが、これはウソ。日常生活に支障をきたす障害はなくても、“手足が少ししびれる”“言いたいことがすぐに出てこない”など日常のちょっとした違和感として、なんらかの後遺症は必ず残ると思っておいたほうがいいですね」

では、発病の前段階で食い止める方法はあるのでしょうか?

「脳梗塞の予兆を示すサインとして一過性虚血発作があります」

  • 手足がしびれる
  • 顔面が動きにくくなる
  • 言葉がしゃべりにくくなる

「上記のような脳梗塞に似た状態が数分から十数分間続きます。元の状態に戻った後は「治った」と思いがちですが、詰まった血栓が運よく流れただけ。こうした状態に一度でもなったことがある人は、すみやかに病院で検査・治療を受けてください」

生活習慣を改善して予防する

では、日常生活でできる脳梗塞のリスクを下げる方法にはどのようなものがあるのでしょうか。引き続き唐沢先生に聞きました。

  • ジョギングやウォーキングなど可能な範囲で適度に運動する
  • お酒を控える(1日/日本酒1合、ビール中瓶1本くらいまで)
  • 質の良い睡眠を“最低”5時間は確保する
  • 仕事のオンとオフを区切ってストレスを解消する
  • 禁煙する

また、「人間ドック」などで定期的に検査を受けておくことも予防効果があると言います。

「自覚症状のない“隠れ脳梗塞”から一気に悪化する危険性があるからです。リスク回避のために脳の健康状態を定期的にチェックしておくといいでしょう。頭部の検査にはCTとMRIがありますが、頭蓋骨の影響を受けずに脳内が診断できるMRIのほうが精細なチェックが可能なのでおすすめです」

脳梗塞のリスクは、動脈硬化だけでなく、メタボリックシンドロームなど生活習慣病のリスクと比例関係にあることがわかっています。20~30代の若い世代はもちろん、働き盛りの中高年世代も定期的に検査を欠かさず健康管理を心がけましょう。

dエンジョイパスでは、健診機関の検索から予約手配、結果レポートまでトータルでサポートする「ハピルス健診予約サービス」をご用意。「人間ドック」を通常よりお得な特別価格でご利用いただけます。気になる方はぜひ下記バナーをチェックしてください!

監修:唐沢彰太(脳梗塞リハビリセンター事業部長)

シェアしよう!