【人生100年時代コラムVOL.79】新型コロナ対策

布マスク(ガーゼマスク)の正しい洗い方

2020/4/16

布マスク(ガーゼマスク)の正しい洗い方

新型コロナ感染症の影響で、不織布の使い捨てマスクがなかなか手に入らないため、ガーゼマスクなどの布マスクを使う人が増えています。マスクを長く使うために、正しい布マスクの洗い方を調べました。手作り布マスクにも応用できるのでご活用ください。

  • ガーゼ等の布マスクは洗濯機より手洗いで

    ガーゼ等の布マスクは洗濯機より手洗いで

    布マスクは口元に触れるものなので、衛生面を考慮して1日1回手洗いするのが基本です。特によくある「ガーゼマスク」のガーゼはメッシュ構造になっているため、強い力がかかる洗濯機で洗うと生地がほつれる原因になるので、型崩れを防いで長く使うためにも、手洗いがおすすめです。

    厚生労働省と経済産業省では「布製マスクの洗い方の動画」を公開しています。それを参考に、わかりやすく布マスク(ここではガーゼマスクを使用)の洗い方を説明していきます。

  • 洗うために準備するものと、注意点

    洗うために準備するものと、注意点

    【準備するもの】

    • 使用済みの布マスク(ガーゼマスクなど)
    • 衣料用洗剤
    • 塩素系漂白剤(市販の「ハイター(衣料用)」など)
    • 清潔なタオル
    • 洗面器(大きめのおけ)
    • ゴム手袋(台所用手袋)
    • 洗濯バサミ

    【布マスクの洗い方】

    布マスクの洗い方は大きく2つのステップに分かれます。
    ステップ1:衣料用洗剤で洗う
    ステップ2:塩素系漂白剤で洗う

    衣料用洗剤は皮脂などの汚れを落とすため、塩素系漂白剤は次亜塩素酸ナトリウムの成分でウイルスを不活化させる目的で使用します。

    厚生労働省の「新型コロナウイルスに関するQ&A」では、衣類やタオルの洗濯には衣料用洗剤を使用すること、物の表面の消毒に次亜塩素酸ナトリウムが有効であることが記載されています。

    【布マスクを洗濯する際の注意点】

    • 炊事用手袋を使うこと
    • 複数のマスクを一度に洗わないこと
    • 洗濯液の飛沫に触れないよう密閉できる容器で処理すること
    • 洗濯後は十分に手を洗うこと

    なお、ここで紹介する洗い方は、ガーゼマスクなど綿素材のマスクを想定したもので、銀イオンなどの効果をうたう抗菌マスクには適しません。また、色物・柄物は塩素系漂白剤で変色する可能性があるため、注意しましょう。

  • さあ、洗ってみましょう。まず、衣料用洗剤を使って

    1. 洗面器に水をため、衣料用洗剤を入れて混ぜます。2Lの水に対して、約0.7g(ティースプーン半分)の洗剤が目安。
    洗面器に水をため、衣料用洗剤を入れて混ぜます。
    1. 洗面器にゆっくりマスクを入れて、そのまま10分待ちます。
    洗面器にゆっくりマスクを入れて、そのまま10分待ちます。
    1. 10分たったら、マスクを軽く押し洗いします。マスクの繊維を傷める可能性があるため、もみ洗いしないこと。
    10分たったら、マスクを軽く押し洗いします。
    1. 洗面器の水を捨てます。洗面器の中の水にはウイルスが含まれている可能性があるため、水が飛び散らないように注意しましょう。
    洗面器の水を捨てます。
    1. 洗面器に新しい水をためて、マスクに付いた洗剤をすすぎ、水をゆっくりと捨てます。
  • 次に、塩素系漂白剤を使って洗います

    1. 洗面器に新しい水をため、塩素系漂白剤を入れます。1Lの水に対して、15mLの塩素系漂白剤(「ハイター(衣料用)」ならキャップ7分目)が目安。塩素系漂白剤の成分で皮膚を傷める可能性があるため、ゴム手袋を使用します。
    洗面器に新しい水をため、塩素系漂白剤を入れます。
    1. 洗面器にマスクを入れ、そのまま10分待ちます。10分たったら、マスクを軽く押し洗いします。マスクの繊維を傷める可能性があるため、もみ洗いしないこと。
    10分たったら、マスクを軽く押し洗いします。
    1. 洗面器の水をゆっくり捨て、新しい水を入れてマスクをすすぎます。再度水を捨てて、もう1度新しい水でマスクをすすぎます。塩素系漂白剤の成分をしっかり落とすため、2回すすぎます。
    1. 清潔なタオルでマスクを挟んで、たたいて水分を取ります。
    清潔なタオルでマスクを挟んで、たたいて水分を取ります。
  • 洗い終わったら、陰干しで自然乾燥させます

    洗い終わったら、陰干しで自然乾燥させます

    水気が取れたら、マスクを日陰で乾かします。乾燥機を使うと、特にガーゼマスクは縮んでしまうので、陰干しで自然乾燥させましょう。

    型崩れを防ぐために、手でしっかり伸ばしてから洗濯物干しに干し、乾いてからアイロンで形を整えるのがおすすめです。なお、ガーゼマスクは、洗濯により縮んでも、性能に差はないとのこと。1日1回しっかり洗濯しましょう。

  • ウレタンマスクや不織布マスクを洗うなら?

    ウレタンマスクや不織布マスクを洗うなら?

    布マスク同様、「洗えるマスク」として人気のウレタン製マスクは、ポリウレタン素材でできているため、せっけんや衣類用洗剤で洗うと、傷んでしまう可能性があります。台所用の中性洗剤で軽くもみ洗いしましょう。

    不織布マスクは、全国マスク工業会が公開した「マスクの再利用について」という指針によると、「不織布でできた使い捨てマスクは、洗うと機能が落ちるのでおすすめできません」とされています。やむを得ない事情で不織布マスクを洗う場合は、中性洗剤で押し洗いし、十分すすいでから自然乾燥させましょう。(塩素系漂白剤の使用やもみ洗いはNG)


コンテンツ提供:ハルメク

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